セラピスト、笹川 誠(ガウナー)さんにインタビューしました!
タイ古式マッサージの他、チネイザン、ハーブボール、トークセンの資格、その他様々な講座のインストラクターもされているガウナーさんは、生まれつき聴覚障害を持っています。セラピストになる前は、車に関する製造、オフィス組み立てなどサラリーマンとしての生活を送っていましたが、疲れとストレスがたまる日々でした。仕事が技術職であったので、身体のあちこちに疲れがたまり、「うつ病」を発症しました。その後、東日本大震災を機に、タイ古式マッサージとの運命的な出会いがあり、ガウナーさんの人生が大きく変わるきっかけとなりました。タイ古式マッサージのパラウェド師匠にタイ古式マッサージを学び、本場のタイへ留学されました。日本にいるタイ古式セラピストの95%以上は、文部省と教育&保健省認定の方が多いそうですが、ガウナーさんは厚生省の厳しい条件を乗り越え、タイ古式協会に入ることが出来た、日本では数少ないセラピストの1人です。
慈の「志」を持ったガウナーさんに、セラピストの先輩としてインタビューに答えていただきました。
セラピストを選んだきっかけは何ですか?
30代後半に入って、自分の人生について疑問や不安を感じていました。自分の何かを変えたい!何か新しいことにチャレンジしたい!と思っていましたが、その一歩が踏み出せず悶々と過ごしていた中、ある日患っていたうつ病が再発し入院することになってしまいました。入院中、お見舞いに来てくれたタイ人のセラピストの方にハンドマッサージをやっていただく機会がありました。不思議なことにとても精神的に安らいできて、どこか懐かしさがこみあげ、わすれられない優しさ、温もりを感じました。単純なマッサージでこんなに気持ちよくなれることに、どうやったら気持ちよくなれるのか、強い興味を持ち始めたのが、セラピストになるきっかけでした。
私だけではなく、私と同じく悩んでいらっしゃる方々、他にも身体の痛みに悩んでいらっしゃる方々にも、気持ち良く元気になれる喜び、感動を分けたい。
微力ながらも、一人一人のライフスタイルなどのお手伝いをして、役に立てられるならという思いで、この仕事に携わっています。
セラピストになるまでの不安はありましたか?
タイ古式マッサージのセラピストを目指して、いくつかのスクールを探し回りましたが、私自身、耳が聞こえないという理由で断われた所が多かったこと、国内で学ぶのが無理なら、本場のタイ王国にて学ぼうとスクールを探しましたが、言葉の違いなどの壁にぶつかった事もあり、このままではセラピストになれないのかなという不安はありました。
お仕事で失敗したことはありますか?
現在、知人の部屋を借りて、タイ古式マッサージや講座などをしているため、予約や時間に限られてしまい、お客様への対応に苦悩していること。
(今後、お店を構える予定なので、その際はきちんと対応させていただきたいと思います)
マッサージという仕事は、視覚障害者の方の職業の1つだというイメージが強い事もあって、私がタイ古式マッサージのセラピストであることに最初は信じてもらえなかったことです。
お客様にアドバイスしていることを教えてください。
身体障害者だからって、何も出来ない、マイナスなイメージはあるかと思います。
大事なのは、『やれば出来る!』という強い心を持つこと、それと目標を持つ為にはしっかりとした土台を作ることだと思います。そうすれば、どんな試練があろうか、乗り越えられると思います!とお客様には伝えています。
インタビューにお答えいただきありがとうございました。
タイ古式マッサージとは
タイ古式マッサージは、約2,500年の歴史を持つタイの伝統療法で、「世界で一番気持ちいいマッサージ」とも呼ばれています。
指や手のひら、肘などを使って全身の筋肉をゆっくりほぐしながら、ストレッチを組み合わせて体の柔軟性を高めます。体内を流れるエネルギーライン「セン」を整えることで、血行促進や疲労回復、肩こり・腰の張りの軽減、リラックス効果が期待できます。ゆったりとしたリズムで施術を行うため、心身の緊張を和らげ、自律神経のバランスを整えるサポートにもつながります。日々の疲れを癒やし、健康維持やコンディションづくりに役立つ伝統的なボディケアです。





